放置畑一面紅き縷紅草

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 初めて縷紅草を見たのはサイクリング道路と川の間のガードレールに巻き付いて咲いている小さくて紅い可憐な花でした。何て綺麗な花でしょうとこぼれた種を持ち帰り

庭に蒔いて見たところ翌年芽が出て少し花をつけました。でもその翌年には消えていました。

 先日は川沿いに沢山咲いていてふと目を反対方向に向けると道を隔てた畑地を一面

縷紅草が這っていて地面が見えないほどになっていました。恐ろしい繁殖力です。

 以前は小分けにした畑を、休日農業を楽しむ人の姿が見られたのですが、開発でもされるのか、地主さんに返す事になったと聞きました。あれから数年経ちますが耕す人の姿が消えただけで土地はそのままの様です。

 他の雑草ではないだけグリーンと赤でそれなりに綺麗な景観ではあります。

 先日テレビで見たのですが、別荘地で売り出した茨城の大洋村のその後の様子ですが

所々空き屋や廃屋が目立ちます。退職して一人家に閉じこもっている人を取材していました。滅多に買い物にも出ないそうです。そこへ良くしたもので、廃屋に近い家に住みついたホームレスの男性がやってきて、一回500円で代りに買い物をしてくれるそうです。ホームレスさんが住みついた家には持ち主がいて立ち退きを言い渡されていましたが、いつの間にか又住んでいました。

 窓も壊れたままでとても住めそうにない所に、行く当てもない人が何とか雨露を凌いでいるのです。持ち主さんも手を加える様子も亡く、朽ち果てるだけより人が住む方が

安全だと思うのですが、色々面倒な事もあるのでしょう。

 行政の力で、放置物件を、住むところのない人々のために整えてやって欲しいものです。