初夢や華やぐ事は無かりけり

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 今朝の夢は町内の集まりで、人の世話をしているようでした。そんな中ある男性が

たばこをポイ捨てするのをみかけて気にしていたところ、ついに火のついたままぽーんと捨てました。そこを通りかかった車から人が降りて注意しました。私は謝るように

いいながら持っていた荷物をたばこの上に投げて消しました。

 

 何と変な夢でしょう。何時ものことです。特別良いことも悪いことでも無く、ちょこまか動いているのです。日常が平凡なのですから当たり前ですね。

 

 せめてページを華やかにと、以前に描いた子供の頃の踊りの絵を載せました。

最近は羽根つきをしている人を見かけません。

 先日も父子が羽根突きをしていると思いましたらバトミントンでした。

羽子板は遊び道具では無く、床の間の置物になってしまったようです。

 

 

 

背伸びして一枚めくる初暦

  

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    明けましておめでとうございます。

おかげさまで穏やかな良いお正月を迎える事ができました。

今朝、主人に今日は何日ですか?と聞きますと、しばらく考えていますので

「昨日は何日でしたか?」「昨日がわかれば今日がわかる。」なるほど、愚問でした。

 

昨年は目が覚めると開口一番「明けましておめでとうございます。」と言ってくれたのですが、少し淋しくなりました。

今朝一番にまずカレンダーをめくりました。背が縮んだのでめくるのは大変です。

毎年届く近所の電気屋さんからのカレンダーを居間にかけています。いつも良い絵なので楽しみです。めくって見ると今年は山下清の絵です。

 

 「ベニスのゴンドラ風景」の貼り絵です。なに?ベニス?あわてて表紙の解説を

読むと39歳の時に9カ国を旅したとあります。帰国してから記憶にある風景を緻密な貼り絵で表現したようです。49歳の生涯だったそうです。

風景を見る目がシャッターとなり脳裏にしっかり映像を取り込んでいるのでしょう。

 

 対象物を見てもなかなか形が捕らえられない私には信じがたい事です。でも思い当たることはあります。夢がそうです。夢の中の人物でも風景でも実物の形がそのまま

脳裏に浮かんでいます。線がいびつとか建物が曲がっているとか犬は犬の形のままに

登場します。なのに覚醒すると、その形を正確に描く事が出来ないのです。

 

 凡人は凡人のままで、少しでも上達するように励むとしましょう。

片付いて溜息一つ大晦日

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 とうとう今年最後の日になりました。年々月日は早く過ぎていくように感じます。

今年はそんな日の記憶を少しでも残そうと努めました。5月からはてなブログを始めて

今日まで続けることが出来ました。

 

 タイトルを俳句にしたのはほんの思いつきでしたが、途絶えてはなるまいと必死に

紡いできました。中には俳句とはいえないようなものもありましたが、続けることに重点を置いたので私的には満足です。

 

 予定通りお煮染めを煮て、サツマイモと栗のきんとんを作り、明日の雑煮用の鶏肉を煮ました。おせちは今年も次男から届いたので、仕事がずいぶん楽になりました。

 東京は小雪が降ったそうですが、我が家の方は降らずに済みそうです。

 

 紅白歌合戦は凝った構成になっていますが、高齢になると騒がしいだけで今一

楽しめません。早口の歌の文句も耳障りです。講演会などでも早口で聞き取りにくくなっています。これは老化のせいかもしれません。

 

 皆様良いお年をお迎え下さい。

 

 

 

二人居の演歌聞く夜の葛湯かな

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 今朝は家まわりの枯れ葉など履いて少しは年末の掃除をしたつもりです。

豆腐屋さんに予約した品が届くかと、待ちましたが一向にラッパは聞こえてきません。

聞き逃しても、チャイムを鳴らすはずなので、廻ってこれなかったのかも知れません。

お煮染めに入れたい薩摩揚げを待っていたのですが。

 

 夕食の時からレコード大賞の番組を観ています。主人の好きな演歌の番組がめっきり減っているので、今夜喜んでテレビに見入っています。でも直ぐに口寂しくなるのか、「なんか食べる物ない?」一回の食事の量が少ないので仕方ないのかもと、軽いビスケットなどあげました。

 葛湯が残っているのを思い出して、粉末を熱湯で溶いてあげると「これは美味いね。」と満足そうです。

 

 きゃりーぱみゅぱみゅのぽっくりのような靴をみて「下へ落ちたら危ないぞ!」

と心配してます。

 今年は誰の手にレコード大賞は渡るのでしょうか。結果には関心の無い主人は

そろそろお休みタイムです。

 

金柑や色香残せし老婦人

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 昨日の夜に洗った金柑を熱湯に浸けて一晩置き、今朝水をあけて再び熱湯を注いでおきました。午後金柑の水をきって、へたを取って縦に数本切り込みを入れてから鍋に

入れて、みりんと水を入れました。多いかなと思うくらいに水を入れました。汁も美味しいからです。砂糖を加えて火にかけ、沸騰したら弱火にして蓋を少しずらしてことこと煮ました。

 以前俳句でご一緒だったOさんに教えて貰った煮方です。みりんを使うというのは初めての事でしたが、柔らかく出来ましたので、今回もそのようにしてみました。本来は二晩お湯に浸けるのですが少し短くなりました。途中味を見て砂糖を足しました。

 500g程の金柑でしたがジャムの瓶2個分出来ました。味も上々です。

 

 当時もご高齢でしたが、いつも身ぎれいにしていて帽子がよく似合う貴婦人でした。翌日外出の時は鏡の前で、何を着ようかとあれこれ身に纏ってみるのが楽しみだったようです。関西に越されても多分お元気に活動されていることでしょう。

 

 今日は産直野菜の年末セットが届きました。お煮染め用に大根やゴボウ人参レンコン

椎茸、里芋、それに長ネギ、卵も入っていました。

おせちはしばらく作っていませんが、お煮染めぐらいは作ろうと思います。

今年もあと二日、何をするでも無いのに忙しく感じるのはどうしたことでしょう。

幼子の手の温もりや冬日向

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 共同購入のフルーツをあてにしていたのに12月はお休みでした。野菜の無人販売の所へ散歩がてらよりました。不揃いのみかんや金柑、柚など並んでいました。リュックに入れて、少しでも日光を浴びようと遠回りして下根公園横を通りました。

 

 公園に赤や白の帽子が見えて保育園の子供達が遊びに来ているようでした。公園への坂道を上って行くと沢山の園児達が走ったりブランコに乗ったりしているので、中で休むのは断念して、出口から外へ出るとフェンスぎわにいた子達が「こんにちわー」と

声をかけてきました。私もこんにちわと返事をすると数人の子供達が寄ってきて

 「あのね、うちのおばあちゃんが膝を怪我したの。」「うちのおばあちゃんは風邪を引いて手術したの。」「これ僕のお父さんが作ったの。」とズボンを指す子。

 「私おばあちゃんが二人居るの。」「僕お父さんが10人いるの。」「私はおばあちゃん一人。」つぎつぎと話しかけてきます。しまいに手を差し出して握手を求めます。柔らかなお手々が次から次と私の手を握ります。「こんどお父さんが11人になるよ。」?この男の子は最後まで私の側を離れません。父子家庭なのだろうかとちょっと

気になりました。

 保母さんが「向こうに氷が張っているよ。」と子供達の気を他へ向けようとしました。「どうも有り難うございました。」と丁寧にお礼を言われて恐縮でした。

 いつまでも子供達が見送ってくれて「バイバーイ」と曲り角まで手を振っていました。なんて可愛い子達でしょう。このまま素直な良い子に育ちますように。

 

 

白き指花柄摘むやシクラメン

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 電話中に玄関のチャイムが鳴り、少し遅れて出て見ると書道仲間のSさんが庭先にしゃがみ込んでシクラメンの花柄を摘んでいました。そういえば彼女は会館前の花壇の

花も咲き終わった花柄を摘み取っています。本当に花の世話が好きと見えます。

 

 Sさんは書道の競書を取りに来たのですがお土産にくず餅を下さいました。主人と早速頂きました。京風くず餅でひと味違います。くず餅を噛むと蜜が出てきます。これは癖になりそうな味です。

 

 今日は水曜コースの書道ボランティアがありました。Yさんが抜けたのでHさんと二人で忙しかったです。主人が水曜、土曜に通所するようになると、私と顔を合わせる

かも知れません。

 

 夜ふと「シクラメンのかほり」が聞きたくなってユーチューブで布施明小椋佳

歌を聴きました。どちらの歌もそれぞれに味わいがあって心にしみました。

 「真綿色したシクラメンほど清しい物はない~」私は今まで赤いシクラメン

思い描いていましたが、歌の中では白い色だったのは意外でした。