濃淡の墨の滲みや初秋の展

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 朝の雨は9時頃には止んで、待ち合わせの10時前には晴れて来ました。

Yさんとあざみ野アートフォーラムへ書道の「黄田社書展」を見に出かけました。

受付には川崎先生がいらして、私達を会場に案内してくれました。先生の作品は

徒然草」と「恩命帖」の臨書でした。徒然草は先生の見慣れた書体でしたが恩命帖は

初めて見る書体でした。草書の第一人者と言われる藤原佐理が1月17日の射礼の行事に使う矢の手配を忘れて差し出した「始末書」だとか。この方はいい加減な性格で、始末書のたぐいが残っているようです。

 11時半頃M崎さんもカメラの教室を抜け出して駆けつけました。一通り鑑賞して

フォーラムのはす向かいの回転寿司へ。カウンター席しか空いていなくてやむなく座りました。M崎さんと私は定食にしました。エビの頭の味噌汁の大きなお椀がついていました。M崎さんの隣に若いご夫婦が英語で会話をしていました。M崎さんが楊枝を落としたら、奥さんが拾ってくれて話をするきっかけになり、彼女がプエルトリコから6年前に来日して今は翻訳の仕事をしている事。日本人の男性と結婚して、まだお子さんがいない事。国へ里帰りして帰国したばかりだということまで、話してくれました。もう日本語は不自由しないようです。日本に憧れて、大学の時から日本語を勉強していたとも。お国ではスキンシップが当たり前なのに日本では人前ではご主人にも引かれるのが悲しいようです。

 とても感じの良い若いカップルと会話が出来て楽しい気分を味わいました。