車窓過ぐ茅花流しや白穂揺る

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主人はすっかりデイケアへ通うことが体に定着したようで、迎えを楽しみにしている様です。ただズボンのポケットを確かめて財布が無いといって探します。持って行けない

決まりだと言ってもなかなか承知しません。今日も何度か繰り返しました。

 

 10時までに区役所へ行かなければならないのに自分の身支度が思うように出来ません。幸いいつもより早く迎えの車が来ました。やれやれと時間ぎりぎりに出かけました。バス停脇に白い立葵が咲いていました。早すぎる気もします。

 

 一時間に一本のバスに乗りましたが、また通る道が一部変更になっていました。車の往来激しい通りなのに、道路の中央の植え込みには白い穂が一列に同じ方向になびいていました。茅花だと以前M崎さんに教えてもらいました。出たばかりの芽は甘いのだとか。時々途切れますが、しばらくするとまた揺らぐ白穂が続き見とれていました。

 

 区役所の体験コーナーにはM崎さんが早々と準備をしていました。私は先に区役所の税務課に主人の申告書を届けに行きました。番号札を取って待つように言われましたが

先客が延々と説明を聞いています。部屋の中央には大勢職員がいるので「すみませーん。」と何度も呼びかけて人を呼び申告書を渡してその場を去りました。

 

 臨時の委員会でも話に出ましたが、最近区役所ロビーを通る人が少なく、体験場に

立ち寄る人もいません。午後のほうが人が来ると言う人もいました。書道の道具も

揃えていましたが、人の来る様子がないので、簡単ポーチ作りをしました。

 

 100円ショップの透明なファスナー付きの袋に、布の袋をかぶせて作るポーチです。

私はペンケースを作りました。先日亡くなった友人に私のブラウスの生地で作ってあげたらへそくり入れにすると言っていたのを思い出しました。

 

 M崎さん達は午後の絵手紙体験の方も手伝うそうなので、私は先に帰りました。

喉が渇いて改札に入る前に自販機のアロエジュースを買ってホームで飲みました。アロエの実も入っていて冷たくて美味で生き返った気分でした。