泣き声は赤子にあらず春の猫

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   コンビニで預金を引き出そうと外へ出ると冷たい風が吹いていました。毛糸の帽子を
被っていたので頭は温かったのですが手は冷たく両手を握りしめて歩きました。
前方を行く二人連れはUさんご夫妻のようでした。

 

 こんな寒い日にも散歩に出るのだなと微笑ましく思いました。奥さんは体は健康そうですが認知症の方は前より進んでいるように感じます。ご主人もリハビリに通っているそうですが後になり先になりして元気な奥さんの運動を見守るように付き添っています。

 

 先日も私達のヨガが始まる部屋の入り口で、いくらで(お金が)出来るの?と聞き何が始まるのかも知らずに、中に入りたそうでした。住まいが会館の近くなので、人の出入りをみると覗きに来ます。会員で無ければ参加出来ないのよと説明すると、私の手を強く握って珍しく聞き分けてくれて帰って行きました。

 

 午後早い時間にお風呂へ入りました。のんびり手足を伸ばしていると鳴き声がしました。赤子のような泣き声ですが、この辺りには赤ちゃんはいないので、猫だと気がつきました。もう猫の世界はすっかり春になったようです。