乗車口香水の香とすれ違ふ

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 今日は午前中は絵の教室に行きました。先生のご主人も横浜総合病院に入院されていたので、色々教えてもらいました。先々週に花材とした紫陽花の切り花がしおれもせずにありました。花粉症の先生はくしゃみが出るので花瓶ごと外に出しておいたのだそうです。

 

 午後1時半のバスに乗りました。バスに乗る時にT梨ご夫妻と一緒になりました。T梨さんは私の主人の前職の時の同僚でした。今まで何度か大病をされていてその度奇跡的に復帰されてきました。今は胸にバイパスが入って若返ったと笑っていました。

 

 地下鉄に乗るとき下りて来た人とすれ違った際、香水の香りがしました。最近はあまり嗅ぐことが減りましたので、新鮮な感じがしました。暑くなってくると汗ばむので

体臭消しに使われるのか、香水は夏の季語なのです。

 

 病室に入ると主人はベッドに斜めに寝て足をベッドの柵に乗せていました。看護師さんによると今日はすごく動いているとの事でした。目もはっきり開いていてしきりに話をします。そこへ循環器の先生が見えられて昨日の検査のことで話がありました。

 

 前からあったと見られる不整脈が、手術による影響で強く出ている可能性があるそうです。肺にも水がたまり、利尿剤で尿の排出をして水を減らすそうです。またいつも使っていた血液さらさらの薬を止めているので、脳梗塞を起こすリスクもあるのでその薬を再開したいが、まだ水分を取れないので、取れ次第再開すると言います。

 

 病室に戻るとリハビリに行く準備をしていました。車いすに乗せられてホールへ出ました。椅子の肘かけをつかんで立ち上がる、腰を下ろすを5回してから、歩行器に移り前進しました。体につけていた計数機の価は良いようで看護師さんも喜んでいました。

今日は悪い状態を見るのかと思っていたので、今までで一番元気な姿に安心しました。

 

 隣のベッドの新しい患者さんにカーテン越しに聞いていたら看護師さんが冷え性だそうで、お手々が冷たいですね。私の手は温かいでしょう。」「あったかいねえ。」「冷えるといけないから手袋をしましょう。」との会話に、あ、あのグローブをはめさせられるのだと可笑しくなりました。

 

 案の定その患者さんは手袋を取ってくれと、何度も懇願していました。主人の手に今日はグローブはありませんでした。