百科事典枕に辿る春の夢

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 今日も不要になった食器類を家庭ゴミに出しました。割れ物と紙に書いてゴミ袋に貼って出しました。サイドボードの中のグラス等を移動しても割れないように一つづつ

紙にくるんだり箱に詰めたりして隙間を作らないように工夫しました。

 

 人形や手芸品はゴミに出さなかったものは紙袋に入れてしばし隣の部屋に避難させました。これらの作業をすると部屋はたちまち散らかってしまいます。一段落して

主人とお八つタイムを取り、パソコンでメールの確認をして、本日更新のドラマを見たりしているといつの間にか目を閉じています。

 

 電話に起こされて出て見ると、最近少なくなった営業電話でした。読み終わった本を買い取りに廻るので、何かありませんかと言います。「百科事典ならあるけどそれ以外はありません。」それでも構わないと言うので来週来てもらう事にしました。果たして引き取るかどうか妖しい物ですが。

 

 昔勤務先で名曲集を購入した折に、社員にブリタニカ百科事典の斡旋がありました。

長男が大学生だったので、役立つかも知れないと高額でしたが購入しました。あまり長男は利用しなかったように思います。たまに私が開きましたが重いので寝そべって

見ていていつか眠りについていたものです。

 

 現在はネットで何でも調べられる時代です。百科事典の買い取りは不人気だと思います。引き取ってくれたら儲けものなので期待しないで待ってみましょう。

 

彼岸入り兄の齢を十も越え

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 今日は午後のボランティアも他のイヴェントがあるとかで来週に延期になり、少しのんびり出来ました。気がつくと彼岸の入りも過ぎ、彼岸の中日は雪で寒い寒いといって過ぎてしまいました。18日は亡き兄の誕生日ですがなにやらばたばたしていて忘れていました。定年を3年過ぎて亡くなってしまいました。

 

 三歳上の兄の年をもう10歳も越えてしまいました。姉たちとは10歳以上離れていたので、子供時代は兄との思い出の方が多いのです。やんちゃで良く父に叱られていました。家を飛び出しては、担任の先生の家に行き暫くして送られて帰ってきていました。

 

 先生は近くに弟さんと二人で下宿していました。我が家にも二人で遊びに来ることもあり、私も弟さんに親しんでいました。先生は小学校の図書室の担当で夏休み中も自由に図書室の本を読ませて貰いました。少年少女世界名作全集などに夢中になっていた

ものです。

 

 商売を営んでいた我が家は農閑期にお得意さん達をバスを仕立てて日帰り旅行に招待していました。私は末っ子なので一緒に連れて行ってもらえたのですが、兄は留守番

を言いつかっていましたが、バスの中に潜んでいて途中で見つかりましたがまんまと

一緒に出かける事に成功しました。

 

 あんなことこんな事と思い出しましたが、もう遠い昔になりました。

地に触れて桜隠しの消え行きぬ

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桜隠しとは編集

 
 本当に最近の天気予報は良く当たります。書道の日は荷物が多いので最悪です。ヨガがないのでその分荷が軽い筈が、昨日会計監査をし損ねたため、会計ファイル2冊分で相殺です。
 
 会館の鍵を開けて雨戸をあけていると、SさんとYさんがやってきました机を並べているうちにOさんとM崎さんも来ました。前から休むと言っていた2名の他は皆出席でした。悪天候でも
熱心な人達です。最も今日は競書の提出日ということもあるかも知れません。
 
 エアコンの調子が悪いのか部屋がなかなか暖まりませんでした。フィルター、という文字が
表示されて、掃除が必要なのだと思われました。リセットすると除霜中と出て冷たい風が吹き出します。コートを膝に掛けて凌ぎました。そのうち先生に書を見て貰ったりしているうちに
エアコンも正常になって来ました。
 窓の外はみぞれがいつの間にか牡丹雪になり近くの家々の屋根が白くなってきました。
せっかく開き始めた桜に雪が降りかかり、凍えさせてしまいそうです。
「雪が綺麗ね。」という先生の声に皆顔を上げて窓の方を見ました。でも先生は机の上に目を落としていて、Sさんの書を見ていました。雪という字が綺麗に書けたと言っていたのでした。ひとしきり笑いが上がりました。
 
 何がきっかけだったのか、先生は若い頃婦人雑誌社に勤めていて夜は染色の勉強をしていたという話をしてくれました。結婚後はご主人のお姉さんが書家だったことから、染色で目を痛めたので、書道に変更して今日まで書道一筋で来られたのだそうです。
 
 書道の時間が終了後、M崎さんと部屋に残り会計帳簿や決算書の数字と、会費徴収簿の金額等を確認してもらいました。決算書に承認印を貰ったので無事総会に臨むことが出来ます。
 
午後のお茶を飲みながら外を見ると雪は雨に変わっています。明日は暖かくなるとか。
 
 

菜の花の続く小径や雨煙る

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 主人の意識の中にようやくデイサービスへ通うという事が根付いたようで、迎えの車が来る時間を待つようになりました。コートを着ないで出ようとすると迎えの人が「今日は寒いけれど大丈夫ですか。」というのへ「着ると脱がないので。」と主人に聞こえないように答えました。車に乗れば直ぐの所なので、風邪をひく心配はないと思います。

 

 9時45分にM崎さんの車で班委員会へ行きました。途中川和町駅の高架横の道の菜の花畑に一面黄色い菜の花が続いて、中程には満開のミモザの木もあり、雨の中でも一時花見が出来ました。

 Y下さんが2時迄に行く所があるので1時までには終わる様にと、レジメに従って急いで進めました。総会のタイムスケジュールの内容を煮詰めて行きました。司会者を決めたり係活動報告、小組活動報告の担当を決めたりアトラクションはフラダンスと日本舞踊と決まりました。

 

 その他、最後に皆で歌う曲目、会場準備、昼食の注文、産直品の販売係も決めました。最後に出欠の予想を名簿順に当たり、不明者に確認する担当を割り当てました。

これらを話し合う間に、何種類かの署名用紙を廻して署名もしました。

 

 なるべく脱線しないように気をつけても、時々横道にそれて、Y下さんが軌道修正してなんとか1時半に終了しました。帰りはN田さんの車に急いで乗ったので、M崎さんと会計監査をするのを忘れてしまいました。領収書ファイルや、決算書、出納帳

会費徴収簿等揃えて持って行ったのに、悔やんでも後の祭り。明日の書道の後ヨガが

ないのでその時に出来ると気がついて、一安心しました。

 

早々と桜はじける二つ三つ

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 今朝は、主人の付き添いで月一の定期検診に行きました。出かける前にズボンを履きかえるよう言っても聞き入れず、それじゃ行かないと拒みました。私が折れて普段履きのズボンのまま出かけました。

 

 先月も一緒になった近所のKさんがお母さんの付き添いで来ていました。もう100才近い方です。家から腕を組んで歩いてきたそうですが、お母さんに引っ張られてふうふう言ってしまったようです。昔陸上をやっていたと聞いています。足腰が強く2,3年前に家の前の坂道を走って上っていると話してくれました。

 

 血圧も内診も変わりなく、いつもの通りの薬を処方されました。薬局の前で主人に先に帰ってもらいました。薬を待っていると主人が入って来ました。家に帰ったら私が居ないのに気がついて戻ってきたと言います。

 

 薬を受け取って外へ出ると前の通りの桜並木のつぼみが膨らんでいるので、昨日は東京の開花宣言があったことだしと見回してみると咲いていました。まだ3月の半ばというのに随分早い開花です。

 

 午後台所の改装の為に電気屋さんともう一人男性が来ました。彼方此方写真を写していました。何屋さんかきいたところ工務店さんとのことなので、雨戸の開け閉めの具合が悪いので見てもらいました。もうかなり古くなって木製なので痛んでいるのです。簡単にアルミの雨戸に変えられるようなので見積もりを依頼しました。

 

 外側も点検して、不要の大型のプラスチック容器なども工事の時処理してくれると言います。予算を告げてその範囲で済むように若旦那さんにお願いしました。

 

 

春愁や余白の多い古日記

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 昨日出先で車で通りかかった電気屋の若旦那に私の都合の悪い日を聞かれて、いついつと伝えておきました。その後月曜日の午後に台所を見に来ると連絡がありました。

 

 朝食後、不要な食器類を整理にかかりました。主人が独身時代に使っていた食器棚を

未だに使用していたので、引き戸のガラスの割れた所にテープが貼ってあったりして痛々しいと今更ながら物持ちの良いのにあきれもしました。

 

 きりがないので、明日のゴミに出す分だけにして、午前中で切り上げました。処分する物の中に弁当箱もいくつか入れました。

 昨日引き出しの底に見つけたケース入りの日記帳は子供達が高校生だった頃のものでした。物々しくケース入りの本が出て来たと思ったら日記帳だったので、自分の物なのに驚きました。随分と気合いを入れて記帳するつもりだったのでしょう。

 

 ページをめくると早朝にお弁当を作った下りがありました。高校には食堂があったはずですが、弁当を持たせていたようです。多いときは主人、長男、次男、私の分と4個の弁当を作っていました。それぞれが持ち帰る空き弁当を洗うのが面倒だったなと

思い出します。子供達が中学生の時も弁当を持たせました。当時は忙しさにかまけて

中学校の給食が無い事に疑問も持ちませんでした。

 

 60才過ぎて、横浜は中学校給食が無い数少ない市で有ることを知りました。一番住みたい所ベストテンで一位とか言われますが、越してきてから給食が無いのに驚いたという声を聞きます。いつになったら市長は耳を傾けるのでしょう。熱烈に弁当を作りたい母親が多いとの回答には耳を疑います。私のように黙々と弁当を作り続ける母親達は

したくてしているとも思えないのですが。

 

 ケースの立派な日記帳は、私の勤務先が遠くなり忙しさが増したためか、途絶えて

未記入のページが多く残されていました。

 

夕暮れの樹上に1羽春の鳥

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 今日は外出の予定のない日で、朝寝を楽しめました。7時に起きて朝食の準備にかかりましたが、急ぐ事がないと何処までもスローな動きになるようで食事は8時になりました。

 

 9時頃から、内装工事に入る前に不要な物を処分しておこうと、昔蓄音機の入っていた棚の中から始めました。民謡のレコードや、本棚として使っているので、もう読まないであろう本などを、資源ゴミ用にくくって階段下の物置にとりあえず納めました。

 

 班委員会のレジメなど数年分溜まって場所を塞いでいる物も、この際雑紙用にまとめました。わくわくサロン時代に出かけた所の資料等のファイルももう処分する事に。

いちいち中を見てしまうのでなかなか捗らず、昼近くに一応今日の分はお仕舞いにしました。

 

 二時近くにWさんから電話で共同購入仕入れの代金を仮払して欲しいとのことで、

お互いの家から中間点辺りで落ち合うことにしました。日の光が強そうなので帽子を被り、お金を持って出かけました。

 

 酒屋さんの所にまだWさんが来ていないので、通りを渡ってクリーニングの取り次ぎ店の方まで行くと坂上からWさんがマスクをして下りて来ました。風邪と花粉症が重なって体調を崩されたようです。

クリーニング店の店先にトマトがビニール袋に詰められて置かれていました。オレンジ色と赤い色の中玉程度のトマトです。幸い500円玉一個持っていたので一番多く入っているのと高菜の漬け物を買いました。Wさんも同じ物を買いました。

 

夕方洗濯物を取り込む時に隣の庭の木の上に1羽の鳥がとまっていました。空が薄赤く染まっています。ねぐらへ帰る前の一時を楽しんでいるのか、巣を作る場所を物色しているのか、暫く留まっていました。