若竹や共に仰がむ大空を

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 昨日美容院の先生が今日の予約のお客様に、天気が荒れ模様になりそうなので日にちを改めるように連絡した方がいいものかどうかと気を揉んでいましたが、今朝は何とか持ちそうな気配でした。

 

 私も外出はあきらめていましたが、持ちそうだと踏んで傘を持ってコンビニまで出かけました。友人の不祝儀袋を買うためです。朝のテレビで健康に良い歩き方をやっていた早歩きを試してみました。もともと早足の方なのですが最近は若者に軽く追い越されてしまいます。先日コンビニへ出かけたときは足が重くようやく歩きましたが、今日は思いの外早足で歩けました。有り難い、快復に向かっていると嬉しくなりました。

 

 途中の無人野菜販売所を覗くとキャベツが有りました。帰りに雨にでもなると買いにくいと思いその場でリュックに一個入れました。100円也。いちご300円も欲しいと思いましたが小銭がありません。畑道に曲がると崖に竹の子が天を突くように延びていました。上の方にはまだ皮をつけたままです。

 

 コンビニでお金も下ろそうと思いますと、ATMの前には先客がありました。香典袋は~といつもあるはずの場所に見当たりません。店員さんに聞くと隣の列の下段に移っていました。パンの場所も変わっていました。店にも事情はあるのでしょうが、顧客は

面食らいます。ATMには次の人が立っていました。買い物を済ませてようやく私の番になりました。こんなことは珍しい事です。皆女性でした。

 

 帰りも腰に負担も感じず快調に歩けました。Sさん、私まだまだ元気で頑張りますね。と心の中で話しかけていました。

髪切りて首長く見ゆ夏来たる

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 髪をカットする時期をかなり過ぎてしまいました。昨日メールで美容院の先生に

問い合わせると、今日の9時半に予約を入れてくれました。今朝は7時まで寝ていたので朝の仕事が遅くなり、約束の時間ぎりぎりに出かけました。

 

 Sさんが亡くなったと知らせるとえっ!と驚いて手が止まってしまい、先日花好きのSさんのために庭の花を切って届けようと家に行ったが留守だったので娘さんの家に行ったのかなと思っていたそうです。病気の事もまして入院していた事も知らなかったので

尚更驚きも大きかったのでしょう。

 

 思い出話をあれこれとしていていつもより仕上がる時間がかかりました。思えばこの美容院もSさんの紹介でした。Sさんはご主人が亡くなってすぐに髪をカットに来たのが

最後になりました。3ヶ月前の事です。

 

 パーマをかけて髪が軽くなり、美容院の庭の花々の間を通って道路へ出ると清々しい

風が首元をなでていきました。もう夏になります。

爺婆が黙々食す柏餅

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 朝は肌寒く感じて暖房を入れました。10時頃には気温が上がってきて暖房を切った上に上着を脱ぎました。主人も軽装になって「じゃ、その辺歩いてくるかな。」と出かける様子。帽子を被らせて坂の上方面には行かないように、デイサービスの庭には

行かないようにと何度も念を押しました。

 

 玄関の窓から見ていると上とは反対方向へ行ったので安心しました。だんだん家の中の細々した物がそれぞれの場所に収まってきました。ふと電話番号のファイルが見当たらないことに気がつきました。大事な物なのでその辺に放り出す分けはないしと探し回りました。

 

 主人の事をすっかり忘れていましたら、手に小さいビニール袋を下げて帰って来ました。

「飴を買ってきた。」といいます。酒屋さんに寄ったらしく自分で選んだ飴を買ったようです。朝飴をくれと言うのへ二個渡してもう無いからねと言ったのをおぼえていたようです。無いわけでは無く数を制限する意味で言ったのですが。

 

 デイサービスに行くようになって活動的になって来たように思います。酒屋さんに

買い物に行くなんて思いもよりませんでした。

 

 お八つは昨日息子に貰った柏餅を食べました。味噌餡で程良い甘さで美味でした。

こどもの日と言っても鯉のぼりを上げている家も見かけません。お隣は小学生の一人息子と若いパパママがリュックを背負って行楽へ出かけていきました。後に残ったおじいさんは車を洗っていました。

 

 暑いですね。と声をかけると「明日はもっと暑くなるって。」O寺さんへなかなか届けられなかった書道のテキストをようやく意を決してふくらはぎに湿布薬を貼って、くらくらしそうな天気のなかを歩き出しました。思ったより楽に足運びが出来ました。

あと一息で本調子に戻りそうです。

春眠や友は戻らぬ夢路へと

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 朝方寝汗をかいて寝間着を着替えまた寝入りました。主人に起こされるまで寝込んでしまいました。何の予定もないと体は正直で休もうとするのでしょう。

資源ゴミの日でアルミ缶や紙ゴミを昨夜の内にまとめて置いたので主人に出してもらいました。

 

 午前中座敷の荷物がまだ残っていて、仕分けしましたがすぐに疲れてしまいます。

いいよいいよとのんびりやることにしました。立ち上がるのもだるくて、捗りません。

昼食後、パソコンで連続ドラマを観ていてもうとうと眠くて仕方有りません。

 

 2時頃だったでしょうか電話が鳴り、はっと受話器を取るとOさんの声でした。Sさんの娘さんからのメールでSさんが亡くなったと知らせがあったとのこと。ここ2,3日意識がなく個室に移されていたのだとか。私がお見舞いに行った時は私達を認識していましたが、その後は人の見分けもできなくなっていたとか。

 

 我が家の内装工事で気にはしていたのですがまさかこんなに早く亡くなるとは。

Oさんもまだ詳細はわからないけれどまず一報をと電話をくれたのでした。Oさんは

毎日のように病院へ通ってくれていました。なかなか出来る事ではありません。

以前はSさんとOさんは隣どおしで毎日お互いに出入りしていた仲でした。

 

 早く私は元気を取り戻さなければと奮い立ち栄養を取ろうと、カレイの煮付けに

人参しりしり、小松菜とウインナの炒め物などしっかり食べました。食欲は衰えていないのですぐに快復出来るでしょう。

路地に散る大紫や踏まず行く

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 朝まで雨風が荒れていましたが、主人の迎えが来たときは日差しも強くなっていました。送り出してほっと一息ついていると、絵の先生が見えました。先日私が忘れて来た上着を届けてくれたのです。

 

 午後お孫さん達が遊びに来るとかでお掃除をしていて私の上着に気がついてその足で

届けに来てくれたのです。未だ片付かない室内ですが張り替えた内装や取り替えたシンク等を見て貰いました。先生がクロスの張り替えの話をしたので、私の決心がついて

発注したのでした。先生はまだ迷っているようです。

 

 外は未だ風が強く隣の庭の大紫の花が散り積もり赤紫の山になりとても綺麗です。

通る人も踏まないように遠回りして行きます。駐車場の隅に咲いている紅い小さな花の庭石菖が一斉に風になびいて波のように見えます。この花も伸びきってもう終わりのようです。

 

 昼に一人でそうめんを食べているとすぐ上の姉から電話がありました。目の状態は良くなったようですが、もう片方は手術は止めておくと言います。不自由ではなさそうなのでそれも良いかと思います。

 

 私は今の所疲れが出て、片付けも思うように捗らないとこぼすと、私より10才上の姉は、冬用の布団が暑いので夏布団にかえる入れ替えるのがようやくだったと言います。取り替えてから寒い日があった時は寒いのを堪えていたと言います。手伝ってやれないので胸が痛みます。

 

 体調を早く戻さなければと腰にマッサージ器をかけたり、アリナミンを飲んだり

足の運動をしたり私なりにあがいています。

 

夕に雨ポツリ八十八夜かな

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 今日も座敷に避難させた荷物の分別をしました。明日の資源ゴミに出せる物から

始めました。紙ゴミは一応中身を確かめて住所氏名を切り取って家庭ゴミと資源ゴミ

へと振り分けますが、結構手間がかかります。どうせ誰も見ないだろうとは思うのですが、万が一袋が割けたりして中身がこぼれたときの用心です。

 

 昼食後、今日の臨時班委員会に前回預かった会費袋をそれぞれに返そうとパソコンに向かいました。室内の工事のため入力が終了していませんでした。伝票記入は済ませてあったので、各会員別の会費納入表に入力をすれば、今日徴収担当者へ袋を返すことが出来ます。迎えの車が来る少し前に終了しました。

 

 2名欠席の8名で話し合いをしました。今日の議題は区役所で開催するサークル&体験会の件でした。4月の体験会はチラシを撒かなかった為か、区役所へ足を運ぶ人が少なかったそうです。高齢化で会員さんが病気等で減る傾向にあり危機感が高まってきています。

 

 体験会に頼るのも良いけれど、会員の人との繋がりが大事で長い時間をかけて友人を

入会に導いたというT屋さんの言葉は説得力がありました。私なども会員さんとの交流がほとんどで、近所の人とは挨拶程度で立ち話も億劫な方なので反省させられました。

 

 今月の体験会は私達の書道小組が担当するので、書道の人達にも参加を呼びかけることにしました。イメージチラシの折り込みをどの新聞社にするかどの地域に入れて貰うかの相談をして散会しました。

 

 外へ出るとポツリポツリと雨が落ちてきました。今日は八十八夜にあたります。

 

 

古カーテン未練断ち切る暮れの春

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 内装も済みちゃぶ台から炬燵式テーブルにして椅子は回転する物にしました。

主人の迎えが来た時、今までは立ち上がるのも時間がかかりましたが、今日はすぐに

玄関に出ることが出来ました。車を見ると小型車で「今日は小さい車だね。貴女が運転するの?」と女性介護士さんに話しかけていました。

 

 10時に絵の教室に行くと、私一人でした。Uさんは体調不良、Nさんは退院したものの腰が痛くて絵を描く気分になれないとか。Sさんはお孫さんを預かって来られないとか。私は恵まれている方だと思います。

 

 お昼をごちそうになってから、午後の大人の塗り絵の時間の合間に家へ戻ってみると

裏庭の排水官に蓋がされていました。留守の間に約束通り背の高いお兄さんが来て仕事をしてくれたようです。

 

 大人の塗り絵の皆さんは、もう慣れたもので色づけもどんどん進みます。お口も盛んに動いて賑やかに愉しい時間を過ごしました。お茶の時間は先生の手料理と皆の持ち寄りのお菓子とで更に楽しい時間でした。

 

 一足先に帰ると玄関前にカーテンの分厚い見本帳が置いてありました。先日のが高級すぎると言ったのでも少し手頃な値段の見本帳を届けてくれたようです。

早速ページを繰って見ましたが、それでも値が張ります。

 

 夕食の準備前に何点かナンバーを書き取っていると内装屋さんが来て、説明しますと言って選ぶのを手伝ってくれました。レースは一番安い生地のにしてオーダを済ませました。今まで何十年もの間我が家の窓に下がっていたカーテンは当時奮発した物で

たばこの脂などで汚れていますが、愛着があって外せませんでした。ここらが潮時

(遅すぎ?)なのでしょう。