古木切り真っ直ぐ通る秋の風

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 書道展の締め切りまで一月とせまってきて、少々焦り出しました。朝の家事が一段落して、さてと筆を持ち試し書きの後本番のつもりで書き始めると玄関のチャイムが鳴りました。植木職員のお兄さんでした。近くの工事をしているが、お宅の庭木もどうですかと言います。だいぶ伸びて気になっていたので「金額は?いつも庭全体で2万5千円だけど」「親方に聞いてきます。」すぐに親方がやってきて、前庭の金木犀が屋根にかかっている事や黄楊の木など5,60年経って、値が石垣に当たり石が割れて水が入りこみ、修理をする必要になり多額の出費になると説明します。

 私も伸びた枝を切るのも限界があり2、3年毎に植木屋さんを頼んでいるので、この際大木は根元から切ってもらおうと決心しました。一番の気がかりは隣家の庭にまでせり出している椿の木です。いつもの植木屋さんは切れないと言っていたのです。

 日を改めて来るのかと思いきや手が空いてるので今やりたいとのことで、三人で始めました。まず玄関前の石段に塩を三カ所置かされました。金木犀と黄楊の木の根元に「お世話になりました」と言って塩を置くように言われました。本当に長い間良い香りで癒やしてくれましたと感謝しました。

 仕事に取りかかると、チェーンソーであれよあれよという間に伐採されて通りから我が家が丸見えに。すぐにも仕事が終わりそうで工事代金が手元にないのでコンビニへおろしに行きました。

 昼前には仕上がり前庭、後ろ庭大きな木はすべて切られて、躑躅や紫陽花、南天、海棠など胸のあたりの高さに切り詰めてあり、私だけで手入れが出来そうです。

 私夫婦に何かあったら庭木が生い茂るだろうと時々心配していましたので、思わぬ出費になりましたが心配の種が一つ解決しました。