誰か呼ぶ振り向き見れば藤の花

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 昨日の暖かさから一転今日の寒かった事。くしゃみが立て続けに出て
暖房を入れました。インフルエンザが再び流行しているのも頷けます。人ごとではないと、首にスカーフを巻いて用心しました。

 

 書道の先生からいただいた小筆を下ろして試し書きをしてみました。まだ手に馴染まなくて思うような線がかけません。今までならすぐにあきらめて別の筆を持つ所ですが、さすがにこの頃では使うほどに思うような線が出てくることを体感しています。筆と遊んでいる内にお昼になりました。

 

 午後、手渡しできなかったTさん宅に新聞を入れに出向きました。黄色い木香バラが
散り始めています。道の両側の花々を眺めながら坂を下っていると「こんにちわ~」
と言う声が後ろから聞こえてきました。私?と振り向くと通り過ぎた家のベランダから
にこやかな顔が私を見ていました。時々お見かけするようになったS木さんでした。

 

 我が息子と同じ年の息子さんのお母さんで、昔は話をすることもありましたが、仕事を持ってからはご無沙汰でした。新聞を配る道筋なので最近又顔を合わせるようになったのです。声は昔のまま若々しいのですが歩く後ろ姿に老いが見られて、きっと私も先方から同じように見られているのだろうと淋しく思います。

 庭のフェンスから藤の花の房が下がって良い香りがしました。