主人を送り出して、掃除を済ませ、庭の水遣りをしていて昨日見た桑の実を思い出しました。畑の縁に植えられた木に赤い実がなっているので、夏ぐみかなと近くによって見ると、すでに熟れて黒くなった実もあり、桑の実でした。物欲しげに見ていると不意に畑から人が出て来ました。
悪いことをしているわけでもないのに、見透かされでもしたように素知らぬふりにその場を去りました。桑の実を見かける度に、一度食してみたいと思うのですがお歯黒になるやもと勇気が出ません。いつかそっともぎ取って家に持ち帰りたいなと思います。
朝刊に明日新聞回収しますのチラシが入っていたので、籠いっぱいになった新聞を束ねていると電話が鳴りました。絵の先生からでした。「今日は絵がありますよ。uさんが見えているからおいで。」と聞いて、第五火曜日の上今月は上野の展示会があるので
お休みと思い込んでいました。
慌てて、新聞は途中で止めて、簡単に化粧をして普段着のまま駆けつけました。
uさんとは暫くぶりでした。先月お母さんを亡くされたそうで、絵画どころではなかったのでしょう。96才で、眠るように逝かれたそうです。
今日で今手がけている絵は一応完成にして、次回は紫陽花の絵でも描こうかなと思います。