ハンカチを目に当てる人原爆展

　新日本婦人の会都筑支部では毎年この時期に区役所ロビーで原爆パネルの展示をしています。今日の午前中、N田さんと私が会場の係でした。夏休み中とあって子供さんの

来場者が多く、展示の感想文も書いてくれました。中には、上手くまとまらないようで

家で書いてきても良いですかと用紙をもらって帰る子もいました。感想文を入れる袋がいっぱいになりました。

　熱心に写真に見入って時々ハンカチで目頭を押さえる若い女性に後で声を掛けようと思っていたのですが、他のことにかまっていて、見失ってしまいました。

　被爆者の描いた全裸で逃げ惑う人々、川に飛び込んだ人々に呆然となっている女の子に「この人達は爆弾で衣服が吹き飛んで裸になってしまったのよ」と話しました。ふうんとびっくりしていた表情が印象的でした。

　お父さんと折り鶴を折る子、兄弟で折り紙をする子供達、赤ちゃん連れの若いお母さんも鶴を折っていました。区役所のロビーなので気楽に立ち寄り、72年前の悲劇のパネルを見て平和について考える機会が持てた事と思います。

　峠三吉の言葉のパネルには次のように書かれています。

　「よびかけ　峠　三吉

　　いまからでもおそくはない

　　あなたのほんとうの力をふるいおこし

　　へいわをねがう人の泪を

　　ぬぐうのはおそくはない」

原爆忌何事も無き朝餉かな

　今日は72年前に広島に原爆が投下された日です。朝早くから広島から平和記念式典の実況放送がありました。投下された8時15分に黙祷が捧げられました。赤々と燃え上がる炎の上は暖められた空気か水蒸気か大きな揺らぎに惹きつけられました。描くとしたらどのように表現すれば・・・・などとちょっと不謹慎な思いも浮かんだりして。

　朝餉の食卓は、いつもながら貧しい献立、残りご飯のお粥と茄子の味噌汁、昨日の焼き魚の残り、胡瓜の糠漬け。変わったところではこれも昨日食べた西瓜の皮のサラダ。

赤い果肉を食べた後の青く堅い部分をそいで、白い部分を千切りにして、トマトと一緒にエゴマ油のドレッシングで和えたものです。これがことのほか美味しいので、これが食べたくて西瓜を買うのが本音です。

　こうして平凡な日を送れるのは本当に有り難い事です。

昨夜、歌謡番組でひばりの歌った「一本の鉛筆」を氷川きよしが熱唱していました。

一本の鉛筆があれば8月6日と書く。・・・・平和、命、

　どうか平和が続きますように。

覚めやらぬ耳の内外蝉の声

　覚めきらないぼーっとした体でトイレに行くとミーンミーンという鳴き声に混じって近くでジージーッというアブラゼミのような音がします。普段は気にしない耳鳴りの音です。どうしたことか今日は一日中耳の中で蝉時雨を聞いています。

　昔から耳鳴りがあったので慣れっこになっていて気にすることありません。

寝る前など枕に耳をつけたときに、あ鳴っているなと思うのですが直ぐに眠りについてしまいます。

　今日はしつこく鳴っているのはどうしてかなと考えてみました。いつも見ている

動画サイトのギャオで何時も見ている連続ドラマの音が出ないのです。ミュートが×

ではなくアンミュートになっています。プレミア会員になれとでも言うのかもしれません。中には音の出るものもあるのですが、毎日更新されるドラマはアンミュートのままです。イヤフォンをつけて聞いているので耳鳴りが気にならなかったのに、サイレント

ムービーを見ているので、多分耳鳴りの音が気になっているのかもしれません。

　かといって、プレミア会員になるのはしゃくだなと思っています。

何かの都合で応急措置でアンミュートになっているのなら良いのですが、ギャオさ～ん

私の楽しみを取らないで下さい。お願いします。

青鷺やようやく一歩踏み出しぬ

　昨日、河原で久々に青鷺を見ました。以前は何時も向こう岸の柳の木の下あたりに

じっとたたずんでいました。最近は見かけなかったのですが、珍しく川の中に入って歩いていました。私がカメラを構えてようやく青鷺の近くまで行き着くと大きく足を踏み出して飛び立っていきました。

　書道展に出展する作品をそろそろ本腰を入れて仕上げなければと、字の配置、大きさ等考えながら何枚か書いていると三番目の姉から電話が入りました。出先で転んで顔にアザができて目の周りも腫れてお岩さんのようになったとか。薬局で塗り薬を買って

自分で手当をしていると言います。幸い手と膝をついたのに骨折もなく顔の半分だけ

痛手を負ったようです。「私って骨が丈夫なんだね。」と笑っていました。

　で、困るのは顔を見られるのが嫌なので当分外出ができない事です。近くのコンビニのお姉さんが配達に来て、顔を見て驚いたとか。早速ネットスーパーで米や鮭缶やフルーツ缶などを注文して姉宅へ配送を依頼しました。レトルト食品等もと思いましたが好き嫌いがあって、一度食べた事がないと食べないので、姉の希望の品だけにしました。体は動けるので安心しました。普段から水泳や水中ウォーキングをしているので

まだとっさの身のこなしができているようです。

　私の周りでも椅子から落ちたり、つまずいたりして骨折をしたという話を聞くことが多くなりました。人ごとではありません。用心しなければと思います。

朝の露草葉に光る玉置きぬ

　 昨夜は涼しくて安眠できました。今朝も涼しさが続いていたので、久しぶりに河原の方まで散歩に出ました。途中散歩帰りのUさん夫妻に会いました。軽度の認知症の奥さんが出かけるので、心配でついて来たようです。ご主人は82歳で早足の奥さんに遅れまいとして相当お疲れの様でした。

　バス通りを横切って河原へ向かう道に入ると田んぼは青々としてよく見ると稲穂がついています。時々ぴょんと草むらから稲の方に虫が飛びます。多分イナゴかバッタです。トンボも飛んでいました。中には赤とんぼもいました。

　畦道の草草には朝露がキラキラと光り露草も紫の可憐な花を一面に咲かせて、清々しい気分になりました。栗の実も大きくなり、コスモスの花も咲き、季節は秋へと移ろい始めているようです。

宴後の祭り提灯雨ざらし

　今朝は書道の日で会館の鍵を借りに行きましたが、係さん宅は不在で借りられず

常時置いてある役員さん宅で借りました。曇りの予報に反して雨で傘をさしリュックを背負って手提げを下げて前屈みに歩くという我が格好はちょっと惨めな感じです。公園周りの電柱と電柱の間に吊された商店の名の入った提灯は雨続きのためか、取り外されていません。名前の中には、もう閉めた店も数件あります。商店街も賑わっていた時もあったのですが、今はほんの数件残っているだけで、スーパーで買い物を済ませる人がほとんどになりました。

　高齢化と共に遠くへ買い物に行くのが困難な人も多くなってきたので、以前のように近くの商店が活気を取り戻してくれたら良いのですが。

　会館に一歩入ると靴脱ぎの所も部屋の中も砂でじゃりじゃりしました。お祭りが午後から雨になったので会館の中に大勢の人が入ったと思われます。祭り後部屋を使用するのは私達が最初のようでした。

　書道の後のヨガは先生がお休みなので録音テープを流して自分たちで行いました。

 写真は2012年の夏祭りの様子です。今は予算の関係で櫓は組めなくなりました。

遠雷や隣の土産先に来る

　今日から八月です。朝は曇りで涼しかったので、土も湿っていて草を取るのは今だと

軍手をはめて家周りの草を這いつくばって抜きました。蔓草を抜くときは朝顔の蔓と間違えないように気をつけました。昨年の種がこぼれて何カ所か育っています。

　隣の一年生の男の子の鉢植えの朝顔は見事な花を咲かせています。学校が夏休みに入る前に持ち帰ったのです。我が家のは未だまだ葉っぱだけです。毎年咲くのが遅いですがいつまでも咲いてくれます。気長に待ちましょう。

　午後になって雨が土砂降りになりました。そのうち雷も鳴り出しました。そこで思い出しました。「来そうで来ないのは西の雷と隣のぼた餅」と聞いた覚えがあるのですが

雷は西から来るので、東の雷は来ないの方が正しいのかもしれません。

　昨日お隣から静岡旅行のお土産の「蒸しきんつば」を頂きました。外装は女城主直虎の絵が描かれていました。あんこを薄衣で包んだきんつばは程良い甘さで、とても美味でした。