じゃらじゃらとこれ見よがしに小判草

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   朝食に冷凍して置いたご飯をチンしようとして、あっと思い出しました。
昨日食べてしまったのに、今日の分を炊くのを忘れたのでした。仕方なくパン食にしました。仏壇に供えるご飯もなく、食パンにピーナッツバターを塗って小さくカットして、供えました。お父さんごめんなさい。

 

 午前中は競書の課題の練習と、本阿弥切れの臨書で時間をつぶしました。
お昼からPCで連続ドラマ1本見終わるとボランティアに出かける時間になりました。
デイケアの皆さんの書道の日で、ほとんど同じ顔ぶれです。冗談を言い合いながら
皆さん4,5枚書き上げます。その中から一押しを介護士さんに渡して壁に貼りだして
貰います。毎回の作品を上に重ねて貼っていき年度末にまとめて各自に渡すのです。

 

 とても良い記念になります。我が家にも主人が書いた作品が2枚残っています。時々
眺めて書いたときの様子を思い出しています。

 

 終了後に、仲間と左右に分かれて、病院の裏木戸に向う道に首を重たげに垂れた小判草がびっしり並んでいました。繁殖力が旺盛で道筋にじゃらじゃらと首を振るように何列にも並んでいました。

 

茉莉花や記憶を辿るもどかしさ

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 歯科医院に行くので為バス停に近づくとこちらを見て手を振る人がいました。
マスクをしているのでもしやとは思いながら側に行くとやはりNさんでした。前にあった時よりマスクから出ている部分だけですが肌に張りがあるようで「前より元気になったわね。」というのへ「あれから何度も入退院繰り返したのよ。」というではありませんか。

 

3ヶ月後に又手術をするとか。腎臓の片方、脾臓も摘出したそうです。通院の為の外出かと思えば、体を動かさねばと散歩に行くのだそうで、彼女の生命力の強さに驚かされました。一駅だけで別れましたが気がかりだったNさんの顔が見れて安心しました。

 

 病院へ向う裏道に入るとふわーっと甘い香りが漂ってきました。垣根を覆うように薄ピンクの小花が密集しているジャスミンです。この匂いを嗅ぐと何故か胸が疼きます。

歩を進めると前方の方からもジャスミンが香ります。以前よりあちこちの垣根に見られるようになった気がします。昔はそれほど気にとめていなかったためかも知れませんが。ジャスミン茶は香りがきつすぎてあまり好みませんが、花の香りはなんともいえません。

 

 義歯の調整は根気のいるものです。一度でピタリとは行きません。前回よりは良くなった気がしますが、まだしっくりきません。次回の予約を取りました。帰りは市が尾に出て、銀行の用事を済ませ買い物をしました。1時前に帰宅できました。

 

薄れ行く夕空上る初夏の月

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      絵画教室の近くのお宅の奥さんが咲き終わった木香バラを剪定していました。
密集して咲いていたので挟みを入れる度花ビラが風に舞い上がりました。
先生宅にはいつもなら午後に来るM崎さんも見えていました。

 

 SさんとM崎さんは午後は押し花小組に出るので絵の方は午前の組に
参加しました。押し花教室も近くにあります。押し花の作品作りには日頃から
材料となる植物を集めておく必要があるので道道の草などに目が行くようです。

 

 午後はメンバーが替わって、大人のぬりえ教室になりました。私は今日も
午前中にスケッチした絵に色づけをしながら、皆さんの話に加わりました。
Y口さんは今日も素敵な和服姿でした。S水さんのマニュキアは月に一度新しく
するのだとか。中央に赤いハートのあるキラキラした指輪が珍しいので見とれました。
友人の作でスワロフスキーがちりばめられているのでした。

 

 お茶の時間には、サラダや煮物、和え物、当番の用意したチーズケーキにチョコレートと豪華でした。おしゃれなお八つを目の前に、何故か幼い頃の田舎のお八つの話になりました。私の思い出は、胡瓜や茄子の塩漬けや竹の子の皮に包んだ梅干しなどお菓子とは縁遠いおやつが懐かしいのが不思議です。

 

 午後から曇りぞらで気温がさがり寒くなりましたが、雨戸を閉めようとすると夕焼け雲が赤く染まっていました。しばらくして外へ出ると西の山並みに夕陽が沈んでもまだ赤色は残っていて上空には月が出ていました。明日は晴れる事でしょう。

贅沢な休み疲れや夏に入る

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   今日は10連休最終日です。さすがに長い休日を持てあました人が多かったようです。それぞれが好きな時に休暇を取るのは良いのですが、国を挙げて一斉に長い休日を設けるのはどうかと思います。

 

 昨日NHKの「遺伝子」の番組を興味深く見ました。2メートルほどのDNAの中に遺伝子は2%で残りの98%は今までゴミと思われていたのが、実は宝の山なのだとか。この中に実に多くの情報や働きが含まれているというのです。ゲストのDNAの解析から聴覚や髪が禿げやすいか否か珈琲のカフェインの分解が早くできるか否かとか、顔の再現まで出来るのには驚きました。

 

 私は白髪の遺伝子を確実に受け継いでしまったようです。姉たちは母の長命の遺伝子を貰ったようです。私は果たしてどうでしょうか。体に良い食べ物の情報も溢れていますが、それぞれの持つDNAによって効果は別れるようなので、振り回されないようにして、旬の物や好きな物を食べるのが良いのかなと思います。

 

同胞は姉妹ばかりに端午の日

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  紫外線が強まる季節になりました。日差しが強まる前に散歩に出ました。
途中おじいさんの野菜棚を覗くと、祭日のせいか絹さやと小さな竹の子があるだけでした。絹さや一袋を買ってショルダーバッグに入れて、いつもと反対方向に歩を進めました。

 久しぶりに付けた腰ベルトがきつくて、人目のない脇道でマジックテープをずらして
ゆるめました。目指す公園までは緩やかな上り坂になります。公園の入り口は様々な
彩りの草花が目を惹きました。子供の日なのに子供の姿がありません。行楽地に出かけているのかも知れません。

 

 公園の坂を上って頂上に辿り着くと、姉妹らしい三人の少女達がかけっこをしていました。長女が全速力で走ると次女がスマホを覗いてタイムを計っていたようです。そのうち水飲み場の方で水に戯れてきゃっきゃっとはしゃいでいました。

 

 思い返すと私には三人の姉がいますが年が離れていて一緒に駆け回ったりして外で遊んだ記憶はありません。年子とか二三歳違いだったらどんな思い出が作れたかなとちょっと残念な気がします。とはいえ兄二人は故人となって、今は女ばかりになりました。姉達がいつまでも元気でありますように。

 

違えずに今年も開く花菖蒲

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   今日はみどりの日で連休も残り3日となりました。といっても私には全く関係がありませんが。プラゴミを出しに行き戻る時に隣のご主人と出会いました。燐家の大紫が今年も庭から道路に届くほど見事に咲いているので「綺麗に咲きましたね。」
と声をかけました。ニコニコ顔で、「家の前の菖蒲も、毎年同じ日に咲くんだよね。」と聞いてそういえば毎年大きな花を咲かせているなと思いました。同じ日に咲いていたとは気がつきませんでした。

 

 数年前に亡くなった奥さんを懐かしく思い出しました。小柄でにこやかな方でした。夜回りの時などご主人と息子さんと三人で参加する仲良し家族でした。向いの家も奥さんが若い頃に亡くなっています。

 我が家は夫が先に亡くなりました。我が家の通りは新しく越してきたお宅以外は片方が欠けてしまいました。

 3時過ぎて急に暗くなり雷雨になりました。明日は立夏です。春を惜しむかのようにゴロゴロと一暴れしているかのようです。

 

裏の子の長泣き止まず夏近し

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「安倍改憲に勝つ」市民意見広告運動、紙上のデモとして平和を訴える運動を呼びかけて賛同者の氏名が1ページ全面に載っているのでした。政党政治に属していない市民運動なのだそうです。

 

 私達新婦人の会も一貫して平和運動を続けているので、意を同じくする人々が大勢いることは心強い限りです。

 

 良い天気なので、長く愛用している裂き布のマットを大きな洗濯ネットに入れて洗濯して干しました。マットは食事会のボランティア仲間のFさんのお母さんのお手製で15年ほど前にバザーで手に入れました。東日本大震災の時に被害に遭われて、その後亡くなったそうです。大きなネットは愛猫の虎之助を病院に連れて行くときに使用していた物です。

 

 暖かい行楽日和ですが、何処へも出かける予定もなくテレビで交通情報や事故のニュースなどを見たりパソコンでドラマをみたり、ゲームをしているとうとうとして、裏の家の子供がぐずる泣き声を子守歌のように聞いていました。