懐に亡夫の言葉余寒かな  遊々

(写真は寒締の縮みほうれん草)

 

ゴミ出しに外へ出ると冷たい向かい風が吹き付けてきました。小走りに集積場に行き
蓋を持ち上げてゴミの袋を奥の方に放り込みました。また背を丸めて小走りに家に戻りました。

 

「余寒壁通し」と寒い時期になると主人が言っていたことを思い出しました。壁も通す寒さだと言うのでしょう。言葉の意味とは裏腹に久しぶりに主人の声が聞こえたようで懐が温かく感じました。

 

新婦人の我が班の会計締めは1月です。もう追加の入出金は無いとみて帳残と、現金残を確認する事にしました。
入出金の都度仕訳伝票に記入してパソコンの出納帳に入力はするのですが、現金まではなかなか確認作業が面倒で後回しになります。なにしろ、500円玉、100円玉、10円玉が多いのです。

 

勤めていた頃は毎日小口現金を合わせるのが当たり前でした。その後で大きな金庫に小口金庫を納めて帰りました。


ある時、というか主人の父が亡くなり会社を休み、主人の実家へ向う途中会社へ電話を入れると金庫のダイヤルの番号を聞かれて、思い出せません。焦れば焦るほど数字が浮かばずいったん電話を切ってしばらく落ち着いてからやっと思い出した事がありました。


以前は会費を集める係の人達が、私の所へ入金する際は、なるべく大きな単位に揃えてくれていましたが、最近は両替の関係か小銭のままで届くようになりました。

私が20年ほど前に円貨両替の危機を感じた事が今起きているのかと思います。

過去記事を捜してみました。

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円貨両替      2004/10/16
先日仕事先の用事で銀行に行った時の事。
4,5人連れの中年の女性達が入ってきて、代表の一人が窓口のカウンターの前に立った。

最近年のせいか手首や足首などに小さなイボが出来て汚らしいと悲観していたところなので、つい私は素足でサンダルを突っかけている彼女の足元に目が行った。
太った上体を支えるにふさわしいがっしりした足のかかとのあたりは、シミやイボが華やかなのに全然隠そうともしない
のに感動した。

なにやら窓口の女子行員と話していたが「300円もかかるの?」と
大声をあげたので我に返った。仲間の方を振り返って「両替するのに
300円かかるんだって!!バザーで300円設けるのは容易なこっちゃない
よね。皆から集めよう」と云う。仲間の笑い声につられて私も笑ってしまった。

バザーの買い物客用のつり銭を用意しようとしたもののようだ。
私も最近両替に手数料を取られる事を知ったばかりだ。
ネットで検索してみると、銀行によって手数料はマチマチだ。

カードを発行して、一日一回までは無料という所もある。
多くは紙幣、硬貨の枚数で手数料が決まっている。
窓口扱いよりも両替機の方が安く設定されているようだ。

たとえば、両替機で・・・・・  1枚~50枚    0円
                51枚~500枚   100円
                501枚~1,000枚 300円
これが窓口だと ・・・・・・・  1枚~50枚    0円
                51枚~500枚   300円
                501枚~1,000枚 500円
といった具合になっている。

この手数料は高いか、安いかの前に、どうも割り切れない感がある。
そんな人は居ないだろうが、もし100円玉1枚を1円玉で100枚に両替すると100円の手数料がかかり手許には0円ということになってしまうので 1円玉100枚を手に入れるには、もう100円いるということになる。

 

最近の両替は 1枚~10枚 でいくら、11枚~500枚でいくらの手数料になっているようです。手数料の金額も高額になっているので会費を集金しても、両替せずにじゃらじゃらと硬貨のまま納入してくるのだと思います。やれやれ