そそくさと喰ひ事済ます春の風邪  遊々

      

  元永本古今集の臨書        クリスマスローズ

 

 

私はどういうわけか、2月に体調を崩す事が多いのでいつにもまして気を付けています。昨年の今日は脊柱管狭窄症の手術の為入院しました。入院前は外出を控えて

極力人に会う事を避けていました。

 

今年は気が緩んだのか、風邪を引いてしまいました。と言っても病院へ行くほどでもなくひたすらずぼらをして風邪退散につとめました。

 

食事支度をと思ったときにふと(喰い事)という言葉が思い浮かびました。出身地の

方言で台所仕事の事を言っていたような気がしました。こんな時はネット検索です。

ありました!!。郡山あたりで使われているようです。

 

12,3歳迄過ごしたので、方言が体の奥に染みついているのでしょう。これまで一度も

思い出さなかった言葉です。確かに食べる準備をするので喰う事にかかわる事ですね。

 

田舎の台所にあった大きなだるま型の炊飯装置?を思い出しました。

石窯の上半分をどけて中に研いだ米を入れたお釜を据えてから上半分を被せて、天辺の空気抜き部分を外して底の焚き口に火を付けるのです。やがて天辺から蒸気が出て来たら空気抜きをふさいで蒸らすのです。

 

ご飯を炊くにしても、火を起こすことから始めるので、喰い事はひと仕事だったなと思います。

 

明日は書道教室の日です。昨日なんとか先生に添削をお願いする為に数枚書き上げました。和歌一首を2回に分けて臨書して今回は一首まとめて完成させます。上の写真は

前回分です。「こころざし ふかくし そめておりければ きえあえぬ ゆきのはな

と みゆるらんか」

 

仮名は疲れます。明日の評価は期待できません。

 

北向きの我が家の庭にまさかのクリスマスローズが咲いていました!!。

  ひそと咲く寒芍薬や二月尽  遊々