空蝉や借り手のつかぬ空き店舗

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 今朝は9時半のバスでセンター南経由で出かけました。地下鉄あざみ野駅に10時到着でした。循環バスには間に合わず30分待たなければなりません。15分ほどは改札横の椅子に座り、次はいつものプロムナードのベンチで休みました。

 

 沖縄名産店や総菜店が店じまいしてからもう半月になります。円形の洒落た店構えなのに未だに借り手がつかないのでしょうか。地下鉄も乗り入れていて急行も止まる駅にしては閑散としているように見えます。市が尾駅の方が各駅停車駅ですが駅ビルの店舗は賑わっています。

 

 蝉の鳴き声はまだ聞きませんが、すでにひっくり返っている蝉を見ました。循環バスの通る道すがらの植え込みに取りすがっている蝉の殻も見かけました。空き店舗はまるで商品が飛び立った後の抜け殻のようです。

 

 循環バスは2,3分遅れて到着しました。運転手さんの顔が違うと思ったらいつもの

運転手さんは助手席にいて、指導員の役割のようでした。病院への急な坂を上る際はちょっと緊張しました。

 

 今日も主人は私を見ると眠りにつきました。調度ヨーグルトを食べる時で看護師さんも時々大きな声で名前を呼びますと「はい。」もぐもぐしてというと「もぐもぐ」と生返事をします。それでも一カップ食べました。

 

 食べ終わるとリハビリさんが来ました。ベッドから立ち上がってはみたものの繋ぎの服が気になって、ズボン部分を持ち上げたりもぞもぞして中々行動に移せません。

ようやく歩き出してナースステーションを通ると主治医の先生がにこにこしていました。歩いている途中に前屈みになって中止する事があり疲れた?と聞くと疲れたと言います。食事をしていないので体力がつかないのかなと心配になりましたが、リハビリさんは、しっかり歩けていると言います。

 

 土曜日の循環バス最終便は12時20分です。見習い運転手さんの運転で無事に

あざみ野駅に着いて1時には帰宅出来ました。

指を切り口で舐めなめ見る夕焼け

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 今日は午後の参加したい事があって、早めに病院へ出かけました。一番近いバス亭に行きました。案の定日陰が無く電柱の影も午前なので別方向にあり日よけにはなりません。日に背を向けて林の方に目をやるとカラスウリの葉が這っていました。まだ花はつけていません。薊の花が遠くに見えていました。あんなに沢山咲いていた立葵は姿を消しました。

 

 病院へは1時前に着きました。コンビニでサンドイッチを買って昼食にしました。

飲み物は持参したドリンクをと一口飲んで、ありゃ辛い、失敗したと思いました。

珈琲を買おうかと思いましたが我慢して病室へ行きました。

 

 リハビリを終えてベッドに横になったところでした。暫く車椅子に乗っていたそうですが、私を認めると又眠りに入ってしまいました。私の居る間は拘束のミトンを外してもらい両手が自由に動かせました。半覚醒の状態で両手を万歳させたり運動させました。時々笑いますが、すぐ目を閉じてしまいます。

 

 しばらく寝顔を見ていましたが時間になり病室を後にしました。あざみ野駅から

市が尾に出て東急でパンとリンゴとバナナを買って、K高校方面のバスを待ちました。

お店のワゴンに品物を満載にした女性がそのまま店を出て行きました。迎えの車にでも乗せるのかと思っていました。時間になってバス亭の方へ出て行くと先程の女性が

タクシー乗り場からタクシーに乗りワゴンの荷物をタクシーに積み込んでいました。

ワゴンは置き去りになっていました。見ると赤い紐がついていましたから、後で店の人が回収するのだと思います。こういう買い物の方法もあるのを初めて知りました。

 

 K高校入り口でバスを降り、K高校正門前に行きました。Y崎さん、M崎さんが来ていました。私には病院通いなので誘うのを遠慮していたようで、驚いていました。

会からのメールで今日の行事を知っていたし最寄りの場所だったので参加しました。

 

 下校する学生さんに3000万署名の知らせと署名をしてもらうのが目的でした。

所があてが外れて一般の学生はすでに下校しており、クラブ活動の生徒が残っているだけでした。ぽつんぽつんと校門を出てくる生徒にチラシを渡して説明をしました。

中には趣旨を理解していて署名しましたという生徒もいました。

 

 時間少し前に終了しようと裏門担当の会員と打ち合わせて、近くの「よこはま物語」

へ寄り、お茶にしました。食事会のメンバーと良く立ち寄った所ですが、今年初めて

寄りました。N田さんは先に帰ったので、新婦人から4名と後援会の男性1名で暫く歓談しました。

 

 M崎さんの車で送って貰い5時過ぎに帰宅しました。主人がいないと夕食も1時間は遅くなります。新聞屋さんから契約更新で貰った缶ビールが冷えていたので、一本飲みながら夕食にしました。食後ビールの缶を水ですすいで空き缶入れに入れる際に口の所に指がかかりちょっと切ってしまいました。

 

 窓の外が紅く染まってきたので二階の窓から見ようと指の血を止めようと吸いながら

階段を上りました。夕焼けは四季を通じて見られますが、夕焼けと言えば夏の季語

と言うだけあって昼の暑さが収まって、空一面を染める様はホッと一息つけます。

明日も晴天でしょう。あまり有り難くないかも知れませんが。

 

夏キャンペーン美人婦警もビラ配る

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 今朝は雨上がりで比較的涼しく紫外線も弱そうで、新聞配りも楽ちんでした。ついでに絵の先生宅により、ボランティアを休むので宜しくお願いしました。病院へ行くのを

休もうかとも思いましたが、まだ気を抜けない所があり、申し訳ないと思いながらボランティアの方を休みました。

 

 あざみ野駅を出て、循環バスの着くところへと信号を渡ったところで、警官からビラを渡されて、交通事故が多発していますので気をつけて下さいと言われました。

少し前までは循環バスを待つ人はバラバラにたむろしていましたが、最近はきちんと一列に並ぶようになりました。

 

 私の前の年配の女性が、ビラ配りの一員らしい女性に「警察の方ですか?」と声を掛けますと「OBです。」「お綺麗ですねえ」その声に私もそちらを見ますと、スタイルも良く、整った顔の中年女性でした。腕章に警察と言う文字が書かれています。

ドラマで見る女刑事のように美人だと思いました。「そう言って頂けると来たかいがありました。」とほほえみ、仲間が引き上げるほうへ急いで行きました。

 

 病室にはまたまた主人が一人でした。今日の病室の担当です。と新顔の看護師さんから挨拶されました。先程リハビリを終えてベッドに戻ったところで、きょうは沢山話をして歌も歌ったそうです。疲れたのか私の顔を見て安心したのかまた眠りに入りました。少しして、リハビリの人が来て、少し歩きましょうと起こしました。

 

 嫌そうでしたが、手を引かれて立ち上がりましたが、繋ぎのパジャマのズボンが長めで気になるようでした。ホールで一休みしたときにウエストにベルトをして調節してくれました。休憩した椅子から立ち上がるのを渋りましたが、歩かないと部屋に戻れないと言われて立ち上がり歩きました。

 

 リハビリの間隔が短かったので疲れたようで、担当者は申し訳なさそうでした。

ベッドに戻ると直ぐに寝息を立てていました。食事をしていないので頬がこけてきたようです。頑張って食事が取れるようになると首の管が取れるので楽になるのですが。

 

 又明日ね。ばいばいと言うともぐもぐしてそれらしい挨拶をしていました。

 

蹲ひてぴたり目の合ふ子蟷螂

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 朝雨戸を開けたついでに庭に水遣りをしました。気まぐれに暑さで怠けた為雑草がはびこっていました。出来る範囲でと抜き出したら、そこもここもと表から裏へと屈んだままで進んで行きました。風呂場の出窓の下を頭が使えないように姿勢低く腹ばうように進んで行き、一息ついて手を止めるとぴょんと青い小さな蟷螂が現われてじっと私を

伺うのでした。

 

朝食後、来週の書道に提出すべき課題をやってしまおうと墨を摺りました。仮名2題

何とか仕上げましたが、展示会用の方は気力が沸きません。主人の様態のめどがつかない内は決心がつきかねて、今日の所は競書の課題だけにしました。

 

 今日の暑さはことのほか応えました。保冷剤をガーゼタオルに包んだものを首筋に当てたり、脇に挟んだりして、バスを待ちました。いつも遅れるのですが今日はついに

別系統のバスが来るまで来ませんでした。おかげであざみ野駅に1時55分着で急いで

循環バスの待合所へ行き、なんとかセーフでした。

 

 主人の病室へ行くと、主人一人で他の患者さんは誰も居ませんでした。入れ替わりが早いのですが相変わらず、主人だけは同じベッドに寝ています。泌尿科の診察の結果

再び管を入れられていました。

 

 熱は下がり、食事の練習をする事になって、看護師さんが体を起こすように声かけをしますが、眠りについてしまってなかなか反応しません。強制的にベッドを起こして

口内を清掃してから、とろみのついた麦茶をスプーンで含ませます。ゴクンと飲み込めました。続いてヨーグルトを入れてもらいますが、もぐもぐ噛んでなかなか飲み込みません。ときどき大きな声で名前を呼ばれるのですが半分寝ています。

 

 それでも何とか一カップ食べました。喉の様子を見て奥に詰まっているようだと、痰を除くチューブをごめんなさいねといいながら入れて除去しました。

痰が絡んでいて少しヨーグルトもつかえていたようです。

 

 様子を見ながら、食事もしていくようにしますとのこと。辛抱強く対処してくれる看護師さんに感謝です。他の看護師さんも、傍に来て大きな声で「S田さーん」と肩を

揺すって戯れたりしています。リハビリで歩いたりすると皆で拍手したりして喜んでくれます。発音がはっきりしなくて言葉が理解されないのに、親身になってくれているのが有り難いと思います。

 

 帰りに久しぶりに無人販売の野菜を買って帰りました。完熟トマトとオクラとキューリの450円分でしたが50円が無くて500円を箱に入れました。

夏の雲隣のベッド空きにけり

 

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 今日の絵画教室は久々にUさんとSさんと顔を合わせました。Sさんは娘さんが

溶連菌のせいで熱が続きお孫さんの世話があって忙しかったようです。溶連菌といえば

長男が小学生の時扁桃腺に溶連菌がつき熱が下がらずペニシリンを一ヶ月間投与されました。その時お世話になったお医者さんは多忙をきわめ過労死されたと聞きました。

今は良い抗生剤があるので7日ぐらいで快復出来るようです。

 

 午後の大人のぬりえは失礼して病院へ出かけました。今日の主人ははっきり目覚めていて話が通じました。ただおしっこの出が悪く血液が混じるとかで管を長い間入れていたので中に血液の塊があるのかもしれないので、泌尿科の診察を受ける事になるそうです。リハビリのお兄さんが来て自分でベッドに起き上がって腰を掛けるように声を

かけるのですが思うように動きません。

 

 筋肉が硬くなっているようで背中の方をマッサージして手助けをして起こして立たせました。立てばさっさと足が動きます。声かけの意味がわからないのかなとも思います。熱を出した翌日と言う事もあって、ホールまで歩き少し休憩して直ぐに部屋に戻りました。

 

 主人の隣のベッドのおじいさんは昨日の内に退院されたようです。昨日はベッドに座っていてしかめっ面をして看護師さんを呼ぶのですが誰も来ないので、私が様子を見に行くとおしっこと言います。看護師さんを呼ぶと、さっきトイレに行ったばかりのようでした。それからもぐずぐず言っていて動こうとするので看護師さん数人が来て

胴体を拘束するのですが「何てことをするのだ、ここはどんな教育をしているんだ。」

 

 とわめいていました。もうすぐ退院なのに怪我をするのが怖いのでやむなくベッドから降りないようにされていました。誰も居なくなると私を「おくさん、おくさん」とよびます。もう少しだから我慢しましょうね。というしか仕方がありません。

 

 人道的じゃ無いよ、朝日新聞に投稿するよ。とか一人で帰るからと哀願していました。看護師さん達もいつも傍に居るわけに行かず、困っていました。

 

 普段はにこにこして挨拶をするおじいさんでしたが、早く帰りたかったのでしょう。

無事に退院されたようで、何よりです。主人も泌尿器科の治療で良くなってくれると良いのですが。

朝寝して片影伝いに芥を出し

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 朝目が覚めた時はもう少しで6時でした。そろそろ起きようと思ったのに次に気がついたら7時45分でした。いけない!家庭ゴミの日だと飛び起きました。8時迄に出さないと収集車が来てしまいます。顔も洗わず芥をまとめて表へ出ました。

 

 すでに日は高く影伝いに行かないと紫外線を浴びてしまいます。まだまだ紫外線を避けないとせっかくのシミ取りがあだになります。

 

 今日は区役所の介護認定調査員病院へ来てくれる事になっているので遅れないように

病院へ行きました。主人は頭と脇を冷やしていました。訝っていると看護師さんが今朝熱が39度あったので、冷やしているとのことでした。間もなく看護師さん達がお小水の管を抜きに来ました。

 

 そこへ主治医のY先生が見えて、恐らくお小水の管から感染したと思われるので管を抜きました。様子をみて思わしくなかったら首の点滴の管を抜きますとのこと。

長く管をいれているので感染のリスクが高くなるのだそうです。

 

 約束の時間より早く区役所の方が来て、面談をしました。主人に会う前に私から

話を聞き取り、次に病室に行きましたが、いつになく眠そうで質問にろくに答えられませんでした。私が起こそうとすると無理をしないでくださいといって看護師さんから

話を聞いて帰りますと退室されました。結果は1月後に自宅の方に届きますとのことでした。

 

 その後薬剤師の若い男性が高熱だったので、抗生剤を投与して様子を見ていますと説明に来ました。いつもより苦しそうですかと聞かれましたが、さほど変わりは無いけれど寝てばかり居ると答えました。

 

 手術したところは順調に快復しているようなので、管からの感染を治療すれば問題ないと思います。暫く様子を見て帰りますよと声を掛けると頷きました。

 

大蜘蛛の足の太さに立ちすくみ

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 朝刊を取って玄関を入ると下駄箱の上に大きな蜘蛛がいました。太くて長い足がグロテスクでぞっとしました。どうしようと一瞬立ちすくみましたが手に持っていた新聞で追い払いました。相手もたじろいだようで逃げ場を探している様子でした。

 

 とっさに網戸と反対側を開けるとさっと戸を伝って表へ出ていきました。ほっとしました。数年前にも家の中で大きな蜘蛛を見ていたので、その時の驚きよりはましでした。10時頃新聞屋さんがビールを持って来ました。

 

 昨夜契約期間の更新に来て、サービス品を何にしますかと聞かれて、米も洗剤も入らないというとビールはどうかというので、息子が飲むからとビールを選んだのでした。

缶ビール1ダースもありました。

 

 仕事から帰った息子と病院へ行きました。なんと主人は眼鏡を掛けていました。いままではリハビリの時も眼鏡無しでしたから、また一歩良くなって来たようです。まだ話が良く聞き取れません。口をあいたままで話すからだと思います。

 

 主人の様子をカメラに収めていると息子がスマホを取り出して、蜘蛛の写真を見せてくれました。自分の部屋で写したといいます。私が見た蜘蛛と同じです。と言う事は

今朝の蜘蛛は二階に居て階下へ降りてきたのでしょう。息子は蜘蛛は益虫だから殺してはいけないと言います。小さな蜘蛛は時々家の中で見かけますがそのままにしています。こんなに大きな蜘蛛は殺せと言ってもとてもとてもできません。

 

 看護師さんによると主人は歌を歌って居ることがあるようで、昔の歌で看護師さん達にはわからないようでした。今日は1時間ほどで帰りました。