侘び助の八重に咲けども淋しけれ

             f:id:yuyakereiko:20201113184420j:plain

 月曜日に受けた血液検査の結果を聞きに医院に出向きました。10時過ぎなら少し

すくだろうとの思惑は外れでした。玄関前に立っている人がいるので、聞いてみると

中の椅子に空きが無いので外にいるのだとか。

 

 声をかけた人に恐る恐るNさん?というと相手も私だとわかった様子でした。先に受付をと中に入ると1時間ほど待ちますよと言われました。先に用事を済ませてくると

伝えて、化粧品の支払いをする為にコンビニへ行きました。少し食料品も買って、お天気も良いので、ついでに散歩しようと野原の方に行きました。

 

 時間たっぷりあるのでのんびりのんびりと田園風景を楽しみました。医院へ戻るとNさんはまだ待合室にいました。Oさんの姿もありました。Oさんは受診の後会計の時私の側に来てご主人が脳卒中で4ヶ月入院して、退院後だいぶ良くなったところ胆嚢に

異変が起きて、今は検査のため入院しているのだそうです。

 

 夜は怖くて眠れないので安定剤を飲んでいるが眠りが浅いのだと嘆いていました。

会計が済んでも胸がドキドキするので暫く休んで行くと席に戻りました。中々私の番が来ないうちにOさんはお先にと言ってコンビニで買い物をして買えると杖をついて外へ出ていきました。

 

 老人会の食事会を開いている頃はリーダーとして先頭に立っていたOさんですが、体調を崩してからは、別人のように弱々しくなってしまいました。頼りのご主人が倒れては夜も眠れないと言うのも解る気がします。

 

 12時近くようやく検診結果を聞く事ができました。結果は血糖値がほんの少し高い他は問題なしでした。血糖値の方も大したことは無いとのことで安心しました。

 

医院横に早くも真っ白な侘び助が咲いていました。